欧州債:独2年債が下落、3週ぶり高利回り-利下げ観測が後退

6日の欧州債市場でドイツ2年 債相場が下落。利回りは3週ぶり高水準となった。欧州中央銀行(E CB)が政策金利を1.5%に据え置いたことを受け、利下げ観測が 後退した。

ドイツ10年債も安い。ECBのトリシェ総裁は債務危機対策と して市中銀行向けの1年以上の資金融資などを打ち出した。欧州各国 が銀行の資本増強に取り組んでいるとの観測が広がり、この日の欧州 の銀行株は続伸した。トリシェ総裁はベルリンで記者団に対し、政策 委員会が利下げの可能性について協議したことを明らかにした。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は、「利下げが実現しなかったことで市場にはやや 失望感があり、短期債が売られた」と発言。また、「非伝統的手段と 政策金利の相違点を強調することで、トリシェ総裁は来月に利下げを 実施する可能性も排除したようだ」と説明した。

ロンドン時間午後4時23分現在、独2年債利回りは前日比12 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.62%。一時 は15bp上げ0.65%と、8月8日以降で最大の上昇となった。同 国債(表面利率0.75%、2013年9月償還)価格はこの日、0.235 下げ100.25。独10年債利回りは10bp上げ1.94%。

スペイン10年債利回りは前日比9bp下げ5%。イタリア10 年債利回りは7bp低下し5.46%となった。

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