JICA:主幹事SMBC日興に「事情聴き判断」-インサイダー容疑

国際協力機構(JICA)は6日、 JICA債(財投機関債)の発行で主幹事に起用しているSMBC日興 証券について、同証券が証券取引等監視委員会からインサイダー取引容 疑で調査を受けている問題で、担当者を呼んで事情を聴く方針だ。その 上で主幹事から除外するかどうかなどの対応を検討する。

JICAの大村佳史・市場資金課長はブルームバーグニュースの取 材に対し、「事実を調査中で、現時点で対応は決めていない」とした上 で、早ければ今週中にも担当者から話を聞くことを明らかにした。

JICAは12月に発行する初めての個人向け財投機関債、計200 億円でSMBC日興を主幹事に指名していた。JICAの次回債では、 ほかに大和証券キャピタル・マーケッツ、三菱UFJモルガンスタンレ ー証券も主幹事を務める予定。

SMBC日興のインサイダー問題を受け、日産フィナンシャルサー ビスの社債発行でも同証券が主幹事から外されることになっている。6 日付朝日新聞は同証券が担当したワイン商社「エノテカ」の株式公開買 い付け(TOB)で、執行役員が公表前に知人に情報を漏らしたとして 強制調査を受けたと報じた。SMBC日興も調査の事実を認めている。