ECB:政策金利1.5%で据え置き-トリシェ総裁最後の政策委

欧州中央銀行(ECB)はトリ シェ総裁の下で最後となる定例政策委員会で、金利据え置きを決めた。 今しばらくは金利以外の手段でソブリン債危機と闘う考えのもようだ。

ECBは6日、ベルリンで政策委を開き、短期金利の調節手段で ある短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最低応 札金利を1.5%に据え置くことを決めた。

ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査では、 52人中41人が据え置きを予想。5人は1.25%、6人が1%への 利下げを予想していた。

ギリシャがデフォルト(債務不履行)の危機にひんする中で、国 債市場や市中銀行を支えることによって危機拡大を防ぐことが、EC Bに強く求められている。

大和インターナショナルのエコノミスト、トビアス・ブラトナー 氏は「最も早いECBの利下げの時期は、新しい景気予測が出そろう 12月だ」とし、「ECBは弾薬を残しておく必要がある。今回は追 加流動性供給による銀行支援に集中するだろう」と話している。

危機対応への各国政府の足並みがそろわない中で、封じ込めの取 り組みはひとえにトリシェ総裁の肩にかかってきた。8月の国債購入 再開はECBで金融政策を決めるメンバー間に亀裂をもたらし、チー フエコノミストのシュタルク理事の辞任に発展した。10月31日を もって退任するトリシェ総裁の最後の決断は、8年の任期中で最も困 難な決断でもある。

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