銅・亜鉛の地金生産、大震災からの復旧で7社中6社が下期増加へ

3月11日の東日本大震災で生産の一 時停止を余儀なくされていた国内の銅や亜鉛地金の製錬会社が2011年度 下期(10-3月)に増産を計画している。6日までに公表された下期の 地金生産計画では、通常操業に戻ったことや自動車生産の回復を受けて 7社中6社が前年を上回ると見込む。

銅製錬最大手のパンパシフィック・カッパー(東京都千代田区)は 下期の銅地金生産を前年同期比2.9%増の27万2400トンと計画。震災後 に操業を停止していた日立精銅工場(茨城県)は4月19日に再開に漕ぎ つけるまでの期間が減産要因となっていた。

福島県の製錬所が被災した三菱マテリアルと東邦亜鉛の各製錬所は 下期にフル生産を計画。三菱マテリアルが銅地金で18%増、東邦亜鉛が 亜鉛地金で14%増とそれぞれ2ケタ増を見込む。一方、住友金属鉱山は 震災による製錬所の操業への影響はなかったものの、下期には定期修理 の影響もあり銅地金生産は0.7%減と微減となる。

*T【非鉄各社の下期の地金生産計画】

銅(トン)   亜鉛(トン)  鉛(トン)   金(キロ) ============================================================== PPC 272400( 2.9) ---   ---   15400( -14) 住友鉱  199000(-0.7)  34300(-17)   11300( -10) 16000( -15) 三菱マテ 170262( 18 )   5556( 46)  15600( 8.8) 17502( -13) DOWA 53166( 9.5) 90003( 46) 6319( 52 ) 4396(-8.5) 古河機金 45584( 6.9) ---     ---     975( -18) 三井金属 --- 116900( 12)  33500( 18 ) 5500( -23) 東邦亜鉛   ---     64880( 14)  44500( 2.6) --- ============================================================== (注:カッコ内は前年同期比%) *T

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