S&P500種、第4四半期として13年ぶり大幅高予想-ストラテジスト

ウォール街のストラテジストは、 米S&P500種株価指数が今年、10-12月(第4四半期)としては 過去13年間で最大の上昇を見せると予想している。同指数は今週一 時、弱気相場入りの目安とされる高値から20%の下げまで、あと 1%足らずに迫る場面もあった。

ストラテジスト12人を対象にしたブルームバーグ調査の平均予 想によると、S&P500種は今月5日から年末まで14%上昇し、 1300に達する見通しだ。予想通りなら、第4四半期としては1998 年の21%上昇以来の高い伸びとなる。予想が10月時点でこれだけ 強気だったのは2008年10月以来。当時、ストラテジストは27%上 昇を予想していたが、実際には18%下落した。

オッペンハイマーやUBS、バークレイズのアナリストは、4月 から19%下落したS&P500種指数が、今後は反発するとみる。ギ リシャがデフォルト(債務不履行)を回避し、指数構成銘柄の1株当 たり利益は95.85ドルに増加すると予想しているためだ。欧州債務 危機の深刻化や米国債の格下げを受け、ストラテジストはこの2カ月 間で平均予想を1401から引き下げた。

オッペンハイマーのチーフ投資ストラテジスト、ブライアン・ベ ルスキ氏は4日の電子メールで「投資家は過度に弱気であり、マクロ 変数に左右されている」と指摘した。

米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合景況指 数がエコノミスト予想を上回ったことに加え、欧州がソブリン債関連 の損失を抑制できるという憶測から、S&P500種指数は5日に前日 比1.8%高の1144.03となった。4日に付けた1074.77からは

6.4%上昇した。

年末の上昇

ベルスキ氏はS&P500種の年末予想1325を維持。これは5日 の終値から16%の上昇となる。

一方、ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズのエリック・ ティール最高投資責任者(CIO)は、欧州債務危機の厳しさから、 ストラテジストはそれほど楽観的になるべきではないと述べ、「全体 的なトレンドは下向きだ」との見方を示した。

ゴールドマン・サックス・グループの株式ストラテジスト、デー ビッド・コスティン氏は今週、2011年のS&P500種予想を1250 から1200に引き下げた。予想の下方修正はこの3カ月で3回目とな る。米国はリセッション(景気後退)を回避する可能性が高いとはい え、回復は停滞しているからだという。

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