アジア株:5日ぶり反発-予想上回る米指標、欧州危機への懸念後退で

6日のアジア株式相場は5営業日 ぶりに上昇。米経済指標が市場予想を上回ったことに加えて、欧州の 政治指導者が債務危機を食い止めるとの楽観的な見方が広がったこと で、輸出業者の利益見通しが改善された。

ソニーが4%を超える値上がり。国際線運航でアジア最大の航空 会社、香港のキャセイ航空は12%高。売り上げの約7割を米市場に依 存するオーストラリアの建材メーカー、ジェームズ・ハーディ・イン ダストリーズは7.2%高。世界最大の鉱山会社、英豪系BHPビリト ンも商品相場高を受けて2.7%上昇した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前10時55分現在、前日 比3%高の110.53。

ペンガナ・キャピタルで株式運用に携わるティム・シュローダー ズ氏(メルボルン在勤)は「欧州の政策担当者が特に域内銀行の支払 い能力をめぐる解決策を見いだす見通しについて市場は以前よりやや 楽観的になっている」と指摘。最新の米経済指標は景気が安定しつつ あることを示す「良い兆候だ」と付け加えた。

給与明細書作成代行会社オートマティック・データ・プロセッシ ング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが発表した9月の米民間 部門雇用者数は、前月比9万1000人増。米供給管理協会(ISM)が 発表した9月の非製造業総合景況指数は前月比で低下したものの、市 場予想は上回った。