米アップル法務担当役員のシュアル氏、ジョブズ構想の守護神

5日死去したスティーブ・ジョブ ズ氏がアップルの魅力的製品を生み出した作り手だとすれば、法務担 当役員のブルース・シュアル氏はこうしたアイディアを真似されない よう擁護するよりどころだ。

2009年に米インテルから移籍したシュアル氏(52)は米グーグル の基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載端末をめぐるアップルの 4大陸での訴訟を指揮してきた。同氏の最大の役割は、アンドロイド 携帯メーカーの韓国サムスン電子と米モトローラ・モビリティ・ホー ルディングス、台湾の宏達国際電子(HTC)に対する法務戦略を統 括することだ。

シュアル氏が入社するまでは、アップルが訴訟を起こすことはま れだった。通常は、コンピューター「Mac」(マック)向けの無認可 の付属品を製造する中小企業を相手取ったものや、フィンランドのノ キアなどアップルを訴えてきた企業に対する逆提訴だけだった。その 後、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォー ン)」が登場した。

ジョブズ氏は07年にiPhoneを発表。同端末向けで200件余 りの特許を申請し、特許権を行使する用意があると表明した。シュア ル氏は09年に入社後、半年以内にその言葉を実行に移した。アンドロ イド携帯メーカーに対して初めて積極的な特許侵害訴訟を起こし、H TCが製造した一部端末の米国への輸入差し止め処分を申請した。

その後アップルはサムスンの「ギャラクシー」ブランドの携帯端 末とタブレット型コンピューターの販売差し止めを求めて提訴。iP honeと「iPad(アイパッド)」に酷似していると主張している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE