IMF:中南米の政策当局者は利下げ用意の必要-自国経済守るため

国際通貨基金(IMF)は、中 南米諸国の政策当局者は世界経済が失速した場合に自国経済を守る ため、利下げの準備を整えるとともに財政措置を検討する必要があ るとの見解を明らかにした。

IMFは5日発表のリポートで、欧米でリセッション(景気後 退)が現実となってアジア地域に波及すれば、中南米諸国の商品生 産会社は交易条件の悪化と輸出減少、世界的な信用市場の逼迫(ひ っぱく)という「三重苦」に直面する可能性があると指摘。

アジア地域の減速に加え、欧州の債務問題が2008年に米リーマ ン・ブラザーズ・ホールディングス破綻をきっかけとした世界信用 危機のような状態になり、原油・金属相場が下落する「深刻な下向 きリスク」が浮上した場合に限って、財政拡大を行うべきだとも述 べた。

93ページのリポートは、「世界経済を取り巻く複雑性と不確実 性から、政策当局者は下向きリスクが現実となった場合に政策を調 整する用意を整えておかなければならない」と指摘。「信頼できる金 融の枠組みを備え、インフレ圧力が和らいでいる国では、一段と柔 軟な金融政策を採用でき、防御の第一線として機能するだろう」と 結論付けている。

-- With assistance by Matthew Bristow. Editors: Richard Jarvie, Robert Jameson

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