伊ウニクレディトCEO:銀行資金調達への支援必要-危機悪化防止で

資産規模でイタリア最大の銀行、 ウニクレディトのフェデリコ・ギッツォーニ最高経営責任者(CEO) は、欧州の銀行が債務危機の悪化を防ぐために域内当局から最も必要 としているのは資金調達への支援だと指摘した。

同CEOはミラノでのインタビューで、「銀行部門にとって、焦点 は資本よりもむしろ流動性にある」と指摘。「われわれは当局が市場を 下支えし、銀行の流動性へのアクセスをさらに容易にすることを必要 としている」と述べた。

ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあるとの懸念 が広がる中、米国に拠点を置くマネー・マーケット・ファンド(MM F)が欧州から資金を引き揚げたことを受け、欧州の銀行は資金調達 で欧州中央銀行(ECB)への依存を強めている。また、金融機関は 銀行間取引に消極的なため、短期の資金調達の選択肢が限られている。

ギッツォーニCEOは「銀行間市場では償還期間が短期のものが 中心だ」と指摘。「償還期間が3カ月を上回るものは難しい」と述べ た。

欧州債務危機の影響で銀行が破綻に追い込まれ、世界経済がリセ ッション(景気後退)に陥るのを防ぐ方策を世界中の政策担当者が模 索している。イタリアの歳出と債務負担の削減に向けた取り組みは十 分でないとの懸念から、同国の銀行の平均資金調達コストは2008年以 来の高水準となっている。

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