英中銀、資産買い取り枠拡大で合意に近づく公算-きょうMPC

イングランド銀行(英中央銀行) は6日の金融政策委員会(MPC)で、資産買い取り再開で合意に近 づく可能性がある。英中銀の政策担当者らは、英政府の予算削減や欧 州債務危機によって2年ぶりの買い取り枠拡大が正当化されるかどう か検討する。

ブルームバーグ・ニュースが調査したエコノミスト32人のうち、 HSBCホールディングスのジャネット・ヘンリー氏やソシエテ・ジ ェネラルのブライアン・ヒリアード氏ら11人が買い取り枠拡大を予想。 残る21人は現状維持を見込んでいる。バークレイズ・キャピタルのエ コノミスト、サイモン・ヘイズ氏は、新たな経済予測が出る来月に量 的緩和が再開されると予測している。

元財務省当局者で現在はVTBキャピタルのエコノミストである ニール・マッキノン氏(ロンドン在勤)は「実施されるかどうかでは なく、いつ行うかが問題だ。市場と世界経済は不安定な状況にあり、 それがエスカレートしている。各国中銀に時間的余裕があるかどうか は非常に疑わしい」と述べた。

MPCのベン・ブロードベント、デービッド・マイルズの両委員 は、量的緩和再開を求めるアダム・ポーゼン委員に賛同する方向であ ることを示唆している。ただ、今週発表された強弱まちまちの経済指 標が政策決定の判断を難しくしている。9月の製造業とサービス業の 活動の予想外の拡大を示す指標が出る一方、4-6月(第2四半期) の国内総生産(GDP)伸び率は改定値から下方修正された。

英中銀はロンドン時間6日正午(日本時間午後8時)に政策決定 を発表する。中銀は資産買い取りプログラムの現在の購入枠(2000億 ポンド=約24兆円)の買い入れを2010年初めに完了している。