FRBは日本の政策ミスを繰り返していない-ノムラのシアード氏

米国は金融政策で間違いを避けて きており、日本のようなデフレスパイラルに陥る事態を回避できるは ずだが、欧州はそれほどうまくはないと、ノムラ・セキュリティーズ・ インターナショナルのグローバル・チーフエコノミスト、ポール・シ アード氏は指摘した。

シアード氏はブルームバーグラジオのインタビューで、「日本はデ フレに陥ったままだ。それは政策ミスが主な原因だ」と述べ、「こうし た政策ミスが米国で繰り返されているとは思わない。米国がデフレと 長期の低迷に陥るとは思わない」と語った。

同氏によれば、借り入れコストを低水準に抑える米連邦準備制度 理事会(FRB)の取り組みは、日銀が景気てこ入れに苦戦した1990 年代の日本のような様相を米国が見せ始めるとの懸念を払拭(ふっし ょく)するのに役立っているという。

欧州に関しては、シアード氏は政策当局者の対応は不十分であり、 これまでの行動は遅く、運営もぎこちないと指摘。「迅速かつ大胆な行 動を取らず、全ての政策余地を使って行動していないと言う意味では、 当局は日本の過ちを繰り返しているように見える」と述べ、「市場は当 局者に迅速な対応を求めているが、当局者にとってそれは極めて困難 なことだ」との見方を示した。