IMF:ユーロ圏支援でEU当局に選択肢を提示-欧州局長

国際通貨基金(IMF)は、欧 州連合(EU)がユーロ圏救済基金の拡充に向け取り組む中、EU当 局に多くの選択肢を提示している。ボルヘスIMF欧州局長が5日、 明らかにした。

同局長はブリュッセルで記者団に対し、欧州安定金融ファシリテ ィー(EFSF)と「並行」してIMFがスペインやイタリアの信認 回復に向けた可能な救済措置について作業する立場にあると述べた。

「われわれが直ちに供与できる最も重要な支援」は予防的な貸し 出しだとした上で、ユーロ圏各国の議会がEFSFの拡充を承認すれ ば、EFSFもそうしたことが可能となると付け加えた。債券発行・ 流通市場への投資を含むその他の選択肢は「仮定の話」としては可能 だろうとも語った。

ボルヘス局長は、「これを可能とするためには、われわれが他の 環境で過去やってきたような特別目的事業体を設立する必要があるだ ろう。それは可能であり、選択肢として排除されていない」と述べた。

同局長は声明で、「われわれは市場のEFSFへの関与を一切考 えていない。われわれが今行っていることの代替となるいかなる融資 手順も、異なる法的構造と異なる資金調達源の活用を必要とすること になる。こうした問題について加盟国と協議はしていない」とコメン トした。

同局長は、EFSFが投資家を市場に呼び戻す「触媒」となる必 要があると指摘。EFSFはレバレッジや一部の国からの追加保証を 支えに効率的に活用すればよく、大幅な拡大は不要だとも語った。E FSFは新たな役割では流通市場において「スペインとイタリアにと って非常に有益となるやり方」で債券を購入する選択肢を持つことに なるという。救済パッケージを必要としていない両国だが、両国の国 債は欧州中央銀行(ECB)が市場から買い入れている。