ソニーとエリクソン合意近い、携帯電話合弁を完全子会社か-米紙

ソニーとスウェーデンのエリク ソンが合弁で展開する携帯電話事業で、ソニーがエリクソンの持ち分 を買い取る方向で合意に近づいているもようだ。米紙ウォールストリ ート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい関係者の話として報じた。

ソニーはソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ を完全子会社化することで、携帯電話事業をパソコンやタブレット端 末といった製品事業と統合することが可能になるという。ただ同紙は、 ソニーとエリクソンによる話し合いは決裂する可能性もあると伝えて いる。日本のソニーの広報担当者に営業時間外に連絡したが、不在だ った。

スウェドバンク・マーケッツのアナリスト、ハーカン・ブラン ネ氏は、「エリクソンとソニー両社にとって理にかなう」と述べ、 「現在の合弁事業では、ソニーのブランド力やゲーム事業資産を最大 限に引き出していないだけでなく、本来ならばもっと大きいはずのソ ニーの価値を希薄化している」と続けた。同氏はエリクソンの持ち分 は、最大で14億ユーロ(約1440億円)相当と予想している。

ウォールストリート・ジャーナルが匿名のアナリストを引用し て伝えたところによると、エリクソンの持ち分50%の価値は、10億 ―12億5000万ユーロに相当するとみられている。

サンフォード・C・バーンスティーンののアナリスト、ピエー ル・フェラギュ氏は、エリクソンにとっては「これ以上、合弁事業に かかわって追加資金を投入せざるを得なくなるリスクを負うのはまっ たく意味がない」と指摘する。