米財務長官:欧州の金融危機への対応は遅過ぎる-首脳に見解伝える

ガイトナー米財務長官は5日、欧 州の金融危機への対応が遅過ぎるとの見解を明らかにし、米政府は欧 州首脳にそうした見解を強力かつ積極的に伝えていると述べた。

ガイトナー長官はワシントンの会合で、「欧州は後手に回ってい ること、行動が遅過ぎることを認識している」と述べ、「今の環境下 では、彼らの行動は市場の動きほど速くない。団結して行動するとの 信頼感を高めるために一層の行動が必要だ」と強調した。

同長官はまた、欧州にはソブリン債危機に対処する財源があると 述べ、問題は「より迅速かつ強力に」行動することだと指摘した。同 長官は今月14-15日にパリで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・ 中央銀行総裁会議に出席する予定。

同長官はさらに、欧州が米国に対し国際通貨基金(IMF)経由 での支援や米連邦準備制度理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB) とのスワップ協定を用いたサポートを要請したことも明らかにした。

オバマ米大統領が打ち出した4470億ドル(約34兆円)の雇用対 策案については、長官は「議会が行動しなければ、成長はさらに弱く なる。成長が弱まればわれわれが制御できない他の出来事から打撃を 受けやすくなる」と述べ、議会に行動を強く求めた。