NY金:反発、欧州懸念が根強く逃避需要-不安心理が買いを誘う

ニューヨーク金先物相場は反発。 欧州の債務危機が世界経済の妨げになるとの懸念が根強いことから、 逃避先としての金に買いが入った。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは前日、 イタリア国債の格付けをほぼ20年ぶりに引き下げた。同社は、域内 財政危機の波及を背景に、格付けが最上級の「Aaa」を下回るユー ロ圏の他の国も格下げされる可能性があると指摘した。米国が回復促 進に向け一段の措置を講じる可能性があるとの見方から、この日は小 麦やトウモロコシを中心に商品が値上がりした。

MFグローバル・ホールディングスのシニア市場ストラテジスト、 アダム・クロフェンシュタイン氏は電話インタビューで、「投資家は 不安感からお守りとして金を買っている」と指摘。「また、商品が全 体的に上昇していることも金の支えになっている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 12月限は前日比25.60ドル(1.6%)高の1オンス=1641.60 ドルで終了。一時は1.2%下落する場面もあった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE