IMF:FOMCの措置は「適切」-景気鈍化なら追加措置が必要にも

国際通貨基金(IMF)は、少 なくとも2013年半ばまでの低金利維持および保有証券の平均残存期 間延長という米連邦公開市場委員会(FOMC)が決定した方針につ いて、「適切」であるとの見解を示した。

IMFは5日発表した地域経済見通しで、「景気回復ペースが一 段と鈍化した場合は、追加の非伝統的措置を検討する必要性が出てく る可能性がある」と説明。「低金利は金融市場の安定を支えることに もなる。ただし関係当局は欧州の金融逼迫(ひっぱく)で生じる流動 性不足を警戒すべきだ」と続けた。

オバマ大統領が提示した4470億ドル(約34兆3000億円)規 模の雇用計画については、中身がすべて承認された場合「12年に見 込まれている財政緊縮分が相殺されるものの、中期的には財政への影 響は中立だ」と指摘した。また米国に対し、債務安定のための「信頼 ある中期的な計画」を導入するよう求めた。

住宅市場に関しては、当局は住宅ローン借り換えや職を失った住 宅所有者の支援プログラムの拡充といった追加支援策を実施する必要 があると指摘した。

このほかIMFは、米国の成長率見通しについて今年は1.5%、 来年は1.8%とし、9月に示した予想を据え置いた。

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