欧州株:反発、ストックス600は4営業日ぶり上昇-銀行保護を期待

5日の欧州株式相場は反発。ス トックス欧州600指数は4営業日ぶりに上昇した。域内ソブリン債 危機からの銀行保護策を当局者が検討しているとの見方が広がった。

ベルギーとフランス両政府が出資する金融機関デクシアは5営業 日ぶりに値を上げた。不良資産の受け皿となる「バッドバンク」設立 計画が好感された。フランスの銀行大手BNPパリバやソシエテ・ジ ェネラルは大幅高。英・オーストラリア系のリオ・ティントを中心に 鉱業株も高い。エアバスを傘下に置く航空宇宙・防衛関連企業、EA DSは5.7%高。今年が「非常に好調」になるとの同社見通しが手掛 かり。

ストックス欧州600指数は前日比3.1%上げ224.15と、1 週間ぶりの大幅高。過去3営業日では計5%下げ、指数構成銘柄の株 価収益率(PER、予想収益ベース)は9.1倍と、2009年3月以 来の低水準近くとなっていた。ブルームバーグのデータが示した。

コペンハーゲンに本拠を置くPFAペンションのシニアストラテ ジスト、ウィトルド・バーク氏は「ユーロ圏債務危機への対応でさら に先手を打つとの決意で政治家が水面下で動いているようだ」と話し、 「政治家は銀行の資本増強やもっと斬新なギリシャ問題の解決を実行 できる状況に近づいているのかもしれない」と付け加えた。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、EUの行政執 行機関である欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は4日夜、 債務危機への対応で域内では連携・協調したアプローチが必要との 「共通認識」を各国の財務相らが持っていると発言。また、EU当局 者らが危機封じ込めに向け、銀行資本を強化する計画について作業を 進めているとも国際通貨基金(IMF)のボルヘス欧州局長が5日、 明らかにした。

同局長はブリュッセルで、「欧州の全ての当局と欧州委員会がそ ろって、銀行セクターに公的または民間部門からの資本を追加注入す る計画について共同で作業していることは秘密でも何でもない」と言 明。その上で「われわれは欧州としてのアプローチを推奨する。国境 を越えるベースでのさらなる対応が必要だ」と述べた。

この日の西欧市場では、アイスランドを除く17カ国で主要株価 指数が上昇。デクシアは1.3%上げ1.02ユーロで終了。前日まで の4営業日では計34%も値下がりした。BNPパリバは8.5%高の

29.49ユーロ。ソシエテは8.7%高の19.60ユーロとなった。リ オは7.1%値上がりの2905.5ペンス。EADSの終値は20.96 ユーロ。

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