アックマン氏:HPに投資しない-「脳損傷」起こしかねない大手術必要

米ヘッジファンド、パーシン グ・スクエア・キャピタル・マネジメントの創業者、ビル・アックマ ン氏は、パソコンで世界最大手、米ヒューレット・パッカード(HP) への投資は控えたいと述べた。企業評価のコストがかかりすぎるとの 見方がその理由だ。

アックマン氏は、ブルームバーグテレビジョンのインタビュー で、ここ数カ月間でHPの投資家5-6人から電話があったと話し、 「HPに出資するよう懇願された」と述べた。

同氏は、「HPは割安に見えるが、パソコンの未来は極めて苦 しく、不利なビジネスだ」と話す。HPの広報担当(ロンドン在勤) のポール・デレイラ氏はコメントを避けた。

アックマン氏は、割安だと判断した企業に投資し、株主リター ンを高めるために経営陣に企業変革を要求する「物言う投資家」とし て知られている。

HPのメグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)は4日、 パソコン(PC)部門のスピンオフ(分離・独立)を実施するかどう かは10月末までに判断することを目指していると述べた。

アックマン氏は、スピンオフに言及したことで「HPブランド に取り返しがつかないほどの打撃を与えた可能性がある」と述べた。

同氏は、「『脳損傷』を起こすような多大な労力とエネルギー を要する対象に投資する前に、私はそれによってどれほどの利益を生 み出せるのかを考える」と述べ、「脳損傷が激しいならば、その分高 い利益を生み出さなければ、その投資は割に合わない」と述べた。