欧州債:イタリア国債が下落、ムーディーズが格下げ-ドイツ債も軟調

5日の欧州債市場でイタリア国 債は下落。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがイ タリアの格付けを3段階引き下げたほか、ユーロ導入国で最上級より 低い格付けを持つ国が格下げ対象となると示唆したことが背景にある。

欧州中央銀行(ECB)がイタリアとスペインの国債を購入した との見方があったにもかかかわらず、イタリア10年債は2週間ぶり 低水準から上昇した。

ドイツ10年債は4営業日ぶりに下落。欧州株の堅調を背景に、 比較的安全とされる同国債の需要が後退した。ベルギー国債も軟調。 ユーロ圏のサービス業と製造業の活動が9月に鈍化し、景気のさらな る減速兆候が示された。

シティグループの債券ストラテジスト、ジェイミー・サール氏 (ロンドン在勤)は、「イタリア格下げは大方の予想通りだったが、 3段階引き下げは大きな打撃となった」と発言。ドイツ国債とその他 のユーロ導入国の国債利回り格差について、「かなり失望する内容だ った経済データで、スプレッドが若干広がったようだ」と述べた。

ロンドン時間午後4時16分現在、イタリア10年債利回りは前 日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.53%。 一時は5.48%まで下げ、先月16日以来の低水準を付けた。同国債 (表面利率4.75%、2021年9月償還)価格はこの日、0.235下げ

94.670。2年債利回りは前日比ほぼ変わらずの4.24%。

イタリア10年債のドイツ債とのスプレッドは一時384bpまで 拡大した後、8bp縮小の369bpとなった。

独10年債利回りは前日比11bp上げ1.84%。先月23日には 過去最低となる1.636%まで低下していた。2年債利回りはこの日 4bp上げ0.50%。

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