英国:4-6月GDP確定値、0.1%増に下方修正-中銀に行動迫る

英経済は4-6月(第2四半期) に先の集計以上に伸びが鈍化した。イングランド銀行(英中央銀行) に追加の景気刺激措置を求める圧力が高まった。

英政府統計局(ONS)が5日発表した4-6月期国内総生産 (GDP)確定値は前期比0.1%増と、改定値の0.2%増から下方 修正された。個人消費は0.8%減と、2009年1-3月(第1四半 期)以降で最大の落ち込みとなった。

4-6月GDPは前年同期比では0.6%増と、改定値(0.7% 増)から修正された。

大和証券キャピタル・マーケッツ・ヨーロッパの経済調査副責任 者、クリス・シクルナ氏(ロンドン在勤)は「英景気は向こう数年、 良くてもせいぜいこの水準付近での低成長にとどまるのだろう」と述 べ、「欧州危機に伴うさらなる下振れリスクは非常に大きいことから、 リセッション(景気後退)への逆戻りを阻止するため英中銀が資産買 い取りを再開する公算はかつてないほど大きくなっている」と続けた。

4-6月期の政府支出は前期比1.1%増と、1-3月期の

0.8%増を上回るペースで伸びた。輸出は1.3%増(1-3月は

1.5%増)、輸入は0.3%減少した。設備投資は1.7%増と、10 年1-3月以降最大の伸びを示した。

ONSは10年GDPを前年比1.8%増と、これまでの1.4% 増から引き上げた。08年と09年はそれぞれマイナス1.1%、マイ ナス4.4%とし、従来のマイナス0.1%とマイナス4.9%から修正 した。

ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト30人を対象 にした調査によると、英中銀は6日の金融政策委員会(MPC)で資 産買い取りプログラムを再開すると9人が予想。残る21人は買い取 り規模を2000億ポンド(約23兆7300億円)に維持すると見込 んでいる。政策金利に関する別の調査では、53人全員が過去最低と なる0.5%に据え置かれるとみている。