トルコのM&A、08年来の活況-高成長でBRICsのペース上回る

トルコ企業が絡む買収が今年増加 し、2008年以来の活況を呈している。買収のペースは主要な新興市場 国中で最速。高成長を背景に、英酒造会社ディアジオや米ゴールドマ ン・サックス・グループなどを引き付けている。

ブルームバーグの集計データによると、トルコ企業が買われる側 となった分も含めた全体の買収規模は、今年これまでに88億ドル (約6750億円)と前年同期比59%増。これは08年9月の米リーマ ン・ブラザーズ・ホールディングス破綻以降で最大規模。BRICs では今年これまでのところ、ブラジルとインド、中国で前年水準を下 回っており、ロシアは50%増。

トルコの第2四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比8.8% 増で、インドよりも拡大ペースが速く、ユーロ圏の4倍超の伸び。ト ルコ中央銀行はこうした中でも、世界経済の減速から自国を守るため、 昨年12月以降、3回利下げを実施している。

JPモルガン・チェースのM&A(企業の合併・買収)担当エグ ゼクティブディレクター、エムレ・イルディリム氏(イスタンブール 在勤)は、トルコ経済は規模が大きい上に潜在成長力が高いと評価。 「多くのグローバル企業にとって、大きな変化を起こすのに十分な規 模がある」と述べた。

イスタンブールに本拠を置くM&A助言会社、プラグマ・コーポ レート・ファイナンスのマネジングディレクター、ケリム・コタン氏 はインタビューで、「過去15年間のトルコでの投資銀行業務で、こ れほど忙しい時期はなかった」と話す。

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