イオン:今期最高益更新へ、復興需要で上方修正-小売り回復鮮明

国内小売りグループ2位のイオンは 5日、今期(2012年2月期)連結営業利益予想が過去最高益を更新する 業績上方修正をした。東日本大震災を受けた復興・節電需要で生活用品 や家電の販売が好調だった。配当も2円増配する。

東証で開示した今期営業益予想は1950億-2050億円。従来予想を 11-17%上方修正した。前期比では13-19%増益になる。被災地店舗に 提供した生活必需品や節電対応家電の売り上げが伸びた。これまでの営 業最高益は07年2月期の1897億円だった。今期売上高予想も5兆1700 億円と1.4%増額した。

地方のスーパーであるマルナカと山陽マルナカの買収効果も含めて 今期予想の経常益と純利益も増額、それぞれ5年ぶり、7年ぶりに最高 益を更新する。配当は期末で23円(前期実績と従来予想はともに21 円)に増やす。国内小売り首位のセブン&アイ・ホールディングス(7 &i)も4日、今期利益予想を上方修正して経常益は過去最高を更新す る見通しで、小売り企業の収益回復が鮮明になっている。

東証で会見したイオンの千葉清一執行役は「節電、防災と変化する ニーズに応えることができた」と収益拡大の背景を説明した。特に既存 店売上高の伸び率は東北地方が5月以降は全国を上回り、全体をけん引 したとしている。今期好調を受けてイオンは、14年2月期までの中期計 画での収益目標を引き上げた。売上高目標は4000億円多い6兆4000億 円、営業利益目標は200億円多い2700億円にそれぞれ増額修正した。

Editor : Eijiro Ueno, Hideki Asai

参考画面: 記事についての記者への問い合わせ: 東京 小笹俊一 Shunichi Ozasa +813-3201-3624 sozasa@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ: 大久保 義人 Yoshito Okubo +813-3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Chian-Wei Teo +813-3201-3623 cwteo@bloomberg.net