米人員削減:9月は前年比212%増、軍・金融が中心-チャレンジャー

米国の雇用主が9月に発表した人 員削減数は2009年1月以来の大幅な増加となった。米銀バンク・オ ブ・アメリカ(BOA)と米軍による雇用削減が大きかった。

米人材あっせん会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマ ス(シカゴ)が5日発表したリポートによると、9月に発表された人 員削減計画の対象者は前年同月比212%増の11万5730人。増加率 は09年1月以来で最大。このうち7割程度を米軍関連とBOAが占 めた。

ジョン・チャレンジャー最高経営責任者(CEO)は発表資料で、 今回の人員削減の大部分は景気の弱さとは「直接関係」がないものの、 「今後さらなる削減があることを示す兆しとなり得ることは確かだ」 と指摘。「住宅市場の崩壊で依然として苦しんでいる銀行はBOAだ けではない。また、政府が歳出削減を進めていく中で、軍の規模縮小 は恐らく氷山の一角だ」と付け加えた。

9月発表の人員削減数は前月比では126%増加した。この数字は 季節調整前のため、エコノミストは前月比よりも前年同月比の変動を 重視する。

部門別では、政府機関が5万4182人。うち5万人が米軍の発表 した規模縮小計画に伴うものだった。次いで金融業界が3万1167人。 BOAは9月12日、向こう数年間に3万人を削減する方針を明らか にしている。

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