ギリシャ支援の民間負担は拡大、条件修正なくても市況悪化で-IIF

【記者:Rebecca Christie】

10月5日(ブルームバーグ):ギリシャ第2次支援で民間投資家が 引き受ける損失負担は、7月に合意された債務スワップの条件が修正 されなくても、市場環境の悪化によって拡大する恐れがある。国際金 融協会(IIF)のチャールズ・ダラーラ専務理事が指摘した。

世界の銀行業界を代表し、ギリシャ支援への民間関与をめぐる交 渉の当事者であるダラーラ専務理事は4日の電話インタビューで、「市 場金利の大幅上昇を考えると、民間債権者が負担する暗黙の補助金は 大きく増えつつある」と語った。

民間投資家は最初の提案で正味現価の21%の損失を吸収すること が求められていたが、ダラーラ専務理事は国債保有者の損失がさらに 増えることを市場環境の変化が物語っていると述べた。新たな負担の 見積もりは明らかにしなかった。

第2次支援策が発表された当時、銀行や他の国債保有者は約500 億ユーロ(約5兆1000億円)相当の貢献を行うことが想定されていた。 ドイツのショイブレ財務相は4日、ルクセンブルクで記者団に対し、 ギリシャが義務を果たしているかどうかや他の動き次第で合意の「再 調整」が必要になる可能性に言及した。

ダラーラ専務理事は、投資家が支持する姿勢を示し、ユーロ圏各 国による批准手続きが進んでいるこの時期に再交渉を開始するのは 「望ましくない」と発言。IIFは正式に協議を求められていないと した上で、ショイブレ財務相やユーロ圏財務相会合(ユーログループ) のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)が今週示唆した「技 術的調整」はどのような性質のものかはっきり分からないと付け加え た。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 内田良治 Ryoji Uchida +81-3-3201-3396 ruchida2@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: 記事に関するエディターへの問い合わせ先:

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