マンハッタンのオフィス賃貸、7-9月は前期比36%減-クシュマン

ニューヨーク・マンハッタン地区で 7-9月(第3四半期)に新規に賃貸契約されたオフィス面積は、12 年ぶり高水準だった前四半期から36%減少した。不動産仲介会社クシ ュマン・アンド・ウェイクフィールドが発表した。同社は、需要は「驚 異的な」ペースから後退したと説明した。

同社が4日発表した資料によると、7-9月の新規賃貸面積は640 万平方フィート(約59万4600平方メートル)。4-6月(第2四半期) は約1000万平方フィートと、1999年7-9月以来の高水準だった。第 2四半期には出版社のコンデナスト・パブリケーションズが、世界貿 易センター(WTC)跡地に建設中のビルに約100万平方フィートの スペースを賃貸で合意したことが寄与した。

不動産仲介会社キャシディー・ターリーは7月、金融機関のコス ト削減が米最大のオフィス市場であるマンハッタンでの賃貸需要を抑 えるとの見通しを示した。ブルームバーグ・インダストリーズのデー タによれば、世界の金融機関が発表した今年の人員削減数は12万人余 りに達する。

クッシュマンのニューヨーク地域調査担当マネジングディレクタ ー、ケネス・マッカーシー氏は4日の記者説明会で、「金融サービス業 界の難局は続いている」と指摘。「不透明感が強まる中で、大口客を中 心に企業は総じてより慎重になっている」と語った。

7-9月の新規契約は前期比では減少したものの、ニューヨーク の賃貸オフィス需要は同四半期としては1998年以来の力強さを見せた と同社は説明した。貸主の提示賃料は1平方フィート当たり平均56.15 ドルと、前期比で1.1%上昇。空室率は9.3%と前期の9.4%から低下 した。前年同期は10.9%だった。

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