ゴールドマン:TOPIX目標下げ、バブル崩壊後安値のリスクも

ゴールドマン・サックス証券は4 日、日本の企業収益と市場見通しを引き下げた。マクロ経済予測の修 正を反映した。TOPIXの今後12カ月の目標水準は、これまでの 950ポイントから870ポイントへ下方修正している。

同証ストラテジストのキャシー松井氏は、日本は主要国で唯一、 PBR(株価純資産倍率)が世界金融危機のボトム水準0.9倍まで低 下している国だが、「現在のリスク・シナリオは世界経済の景気後退局 面入りであり、その場合13年3月期EPS(1株利益)は前年比19% 減となり、TOPIXはバブル崩壊後の安値を更新する可能性がある」 としている。

TOPIXのバブル崩壊後の終値ベースの安値は、2009年3月12 日の700.93ポイント(取引時間中では同日の698.46)。5日午前の終 値は前日比8.99ポイント(1.2%)安の727.19だった。

同証では3日、欧州をはじめとするグローバル経済の失速を受け、 日本経済の予測を下方修正。2012年暦年の日本の成長率は、従来のプ ラス2.6%からプラス2.2%へ見直していた。