メルケル独首相、ユーロ共同債への反対姿勢を硬化-債務削減推進を

【記者: Tony Czuczka】

10月5日(ブルームバーグ):ドイツのメルケル首相はユーロ共 同債の発行に抵抗する姿勢を強めている。欧州の債務危機をすぐに収 束できる単一対応策を望んでいる投資家は失望するだろうと指摘した。

メルケル首相は4日遅く、ドイツの与党キリスト教民主同盟(C DU)のメンバー向けに演説し、ユーロ圏は「身分不相応の生活はこ れで終わりだということ」を決意し、「何年にもわたる」債務削減を推 進する必要があると指摘した。

同首相は、ギリシャのデフォルト(債務不履行)への反対を頑な に主張するとともに、債務危機収束に向けた「ビッグバン」を切望す る人たちもいるかもしれないがユーロ共同債の発行はギリシャに端を 発した問題の解決にはつながらないと強調した。

首相は5日、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のバ ローゾ委員長とブリュッセルで会談する。9日にはベルリンでフラン スのサルコジ大統領との首脳会談に臨む。

ギリシャのデフォルトについては、予想できない結果となり、高 債務国に対する投機的な攻撃を招くとともに、ドイツがマイナス成長 に転じるリスクがあると指摘。ユーロ圏のソブリン債に対する「著し い信頼感喪失」につながると警告した。

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