ブラジル株:4日ぶり上昇-割安感と予想上回る米経済統計で

5日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が4営業日ぶりに上昇。利下げ期待とバリュエー ション(株価評価)の低下が投資家を引き付けたほか、予想を上回る 米経済指標の発表で、商品需要への見通しが改善した。

鉄鉱石生産で世界最大手のヴァーレと世界最大のパルプメーカー、 フィブリア・セルロージは商品相場の上昇を受けて値上がり。より大 幅な利下げ観測からTAM航空など内需関連株も高い。一方、ブラジ ル石油公社(ペトロブラス)は、賃上げを求めて労働者がストに踏み 切るとの懸念から下落し、ボベスパ指数の上値は抑えられた。

ボベスパ指数は前日比0.6%高の51013.85で終了。一時は

0.9%安まで下落したが、取引終了1時間前に反発した。同指数構成 銘柄のうち値上がりは42銘柄、値下がりは24銘柄。通貨レアルは

1.5%高の1ドル=1.8313レアル。

SLWコレトラのチーフストラテジスト、ペドロ・ガルディ氏は、 「投資家は格安銘柄を物色している」と指摘。「米民間雇用統計は良 かった。ただ、大きなニュースはなく、市場のボラティリティ(変動 性)は非常に高い」と語った。

ブルームバーグの集計データによると、アナリストの利益予想に 基づくボベスパ指数の株価収益率(PER)は8.8倍。昨年末時点で は13倍だった。

ブラジルの金利先物2013年1月限の利回りは5ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)低下の10.22%となり、トレーダーらが 一段の利下げを見込んでいることを示唆している。

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