ギリシャ:全土でゼネスト、2万人が議会へ行進-警察は催涙ガス

ギリシャでは5日、全土でゼネ ストが決行され、2万人が議会のあるアテネの中心広場を行進し、政 府の66億ユーロ(約6750億円)規模の財政緊縮策に抗議した。 ギリシャ政府は緊縮策によって救済融資を確保しデフォルト(債務不 履行)を回避しようとしている。

24時間のストによってアテネ国際空港は閉鎖され448便が欠 航したほか、学校や観光名所の古代遺跡も閉鎖された。パパンドレウ 首相は3万人の公務員の給与減額や不動産税、年金と賃金削減を盛り 込んだ緊縮策を打ち出している。

ギリシャの運輸省に28年勤めているカテリナ・アナスタソプロ ス氏はデモに参加し、政府は「私たちの生活の糧を奪おうとしている。 私たちは皆、恐れている」と語った。

警察の概算で2万人のデモ参加者は「覚書を持って立ち去れ」な どのスローガンを唱えながら議会と財務省に挟まれたシンタグマ広場 を行進した。

デモが終わった後も若者グループと警察の小競り合いは2時間余 り続いた。警察は道路に使われている大理石のかけらやペットボトル を使って攻撃してくる若者らに催涙ガス弾を発射した。警察のウェブ サイトによると、警察官2人が負傷し、市民9人が逮捕された。

欧州連合(EU)当局者らは4日、最新のギリシャ救済合意につ いて再交渉の可能性を示唆した。公務員が加盟する労働組合ギリシャ 公務員連合(ADEDY)はゼネストを呼び掛けた。デモ参加者らは デフォルト回避のために団結を示そうという政府の呼び掛けを無視し た。

国営企業や公益企業の従業員を代表する民間労組のギリシャ労働 総同盟(GSEE)もこの日のストに参加。19日のゼネストも呼び 掛けている。