商品相場:一時10カ月ぶり安値-欧州の債務問題深刻化で需要減観測

商品相場は下落し、一時10か月 ぶりの安値を付けた。欧州の債務問題の深刻化が世界経済を圧迫する 中、エネルギーや金属、穀物の需要が減退するとの懸念が強まった。

米ゴールドマン・サックス・グループは世界の経済成長見通しを 下方修正し、ドイツとフランスの経済がリセッション(景気後退)入 りするとの予想を発表した。欧州各国の政府は、ギリシャ債が原因で 債券保有者の損失が膨らむ可能性を示唆した。商品24銘柄で構成す るスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のGSCI指数は2年 8カ月ぶりの高値を付けた4月以降、今月3日までに23%低下した。

CMCマーケッツ・アジア・パシフィック(シドニー)の市場担 当チーフストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は「世界の経済 成長見通しへの懸念を背景に、商品市場全体への圧力は続いている」 と指摘。「市場は例外なく弱気になっている」との見方を示した。

GSCI商品指数は一時、572.92と、昨年11月26日以来の低 水準まで下げた。金属が下げを主導した。