NY銅:下落、1年2カ月ぶり安値-欧州危機に伴う需要減退を懸念

4日のニューヨーク銅先物相場は下 落し、1年2カ月ぶりの安値で引けた。深刻化する欧州ソブリン債危 機が景気の阻害要因となる中、金属需要が減退するとの懸念が高まっ た。

ゴールドマン・サックス・グループは今年と来年の世界の経済成 長率見通しを下方修正した。欧州経済の失速からドイツとフランスが リセッション(景気後退)に陥り、米国ではマイナス成長のリスクが 高まるとみている。欧州金融当局者は、第2次ギリシャ支援パッケー ジで同国債保有者が損失負担の拡大を迫られる可能性を示唆した。

ゴールドマンの商品調査責任者、ジェフリー・カリー氏(ロンド ン在勤)はリポートで、「景気見通しと欧州ソブリン債問題を踏まえる と短期的に悪い状態が続く公算が大きく、これは相場が一段と下振れ するリスクを表す」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先 物12月限終値は前日比4.7セント(1.5%)安の1ポンド=3.1035ド ル。中心限月としては昨年7月21日以来の安値で終了した。5営業日 連続の値下がりで、8月上旬以降で最も長い下落局面となっている。