デクシア不良資産受け皿機関を設立-仏、ベルギー政府が保証提供

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(ベルギー当局者の発言の詳細や背景を追加して更新します)

【記者:Jim Brunsden】

10月4日(ブルームバーグ):資産規模でベルギー最大の銀行を傘 下に置くデクシアは不良資産の受け皿となる「バッドバンク」を設立 する計画だ。ベルギー、フランス政府が保証を提供する。預金者を保 護し、地方自治体向け融資事業を守る狙いがある。

2008年に両国政府の救済を受けたデクシアは、6月末時点で 1130億ユーロ(約11兆5500億円)相当のレガシー(負の資産)を 抱える承継部門をバッドバンクに移管する。ベルギーのルテルム首相 が4日、ブリュッセルでの記者会見で明らかにした。

レインデルス財務相は4日夜、デクシアの支援策の詳細は共同出 資者との協議を経て公表されると発言。ベルギー政府がデクシアのベ ルギー銀行事業の「強化」と「整理統合」を目指しており、フランス 政府の方針も同じだと付け加えた。

政府保証を備えたバッドバンクの設立は、デクシアの銀行部門を 悪影響から隔離し、公的資金が注入された08年のような事態の再発 防止に役立つ可能性がある。

取り付け正当化する理由ない

ベルギー、フランス政府はこの日、顧客を保護するために「あら ゆる必要な対応策」を講じると強調し、デクシアの融資を保証すると 約束した。一方、ルテルム首相は、デクシアのベルギー銀行部門の取 り付けの可能性について、「正当化する理由は見当たらない」と述べ、 「顧客が誰1人として1セントも失わないことを政府として保証する」 と言明した。

デクシアの株価は4日、2008年9月以来となる22%の急落を演 じ、29セント安の1.01ユーロで取引を終えた。同行の時価総額は19 億6000万ユーロ(約2007億円)に減少した。