欧州の金融債保証コストが急上昇-ギリシャ債で損失負担拡大と懸念

4日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場で、欧州の金融債を保証するコストが急上昇 した。欧州当局者が銀行に保有ギリシャ債での損失負担拡大を迫ると の観測が浮上しリスク意識が高まった。

JPモルガン・チェースによると、欧州の銀行・保険25社の優先 債のCDSスプレッドに連動するマークイットiTraxx金融指数 はロンドン時間午前9時30分(日本時間午後5時30分)現在、17 bp上昇の306bp。劣後債の指数は23bp上昇し過去最高の565 bpとなった。

ユーロ圏の財務相らは7月に合意されたギリシャ救済策の見直し を検討している。合意では民間負担は500億ユーロ(約5兆1000億円) とされていた。

エボリューション・セキュリティーズの債券責任者、ゲーリー・ ジェンキンス氏は「銀行が既に強い圧力にさらされている今、負担を 拡大させる合意をまとめるのは難しいだろう」とし、「ギリシャ債での 評価損が拡大すれば投資家は当然、ポルトガルやイタリア債の評価に ついても見直すだろう。これは銀行への一段の圧力になる」と指摘し た。