【テクニカル分析】債券先物は年初来高値が視野、一目均衡「雲」支え

三菱UFJモルガン・スタンレー 証券の稲留克俊債券ストラテジストによると、日本国債先物相場は約 1カ月前に付けた年初来高値を今月後半以降に試す可能性がある。

稲留氏は4日のインタビューで、債券先物は一目均衡表が示す2 本の先行スパンで挟まれた「雲」の上限が「7月と同様、サポートと して機能している」と語った。ただ、足元では、相場の方向性を示唆 する転換線と基準線が上値を抑えているとも指摘。「雲」上限と両線が ほぼ同水準となる今月半ばまで一進一退にとどまった後、「結構高い」 水準に向けて上昇すると予想した。

債券先物は9月6日に一時143円7銭に上昇し、中心限月として 昨年11月8日以来の高値を付けた。22日に142円99銭まで上げた後 は、30日に142円16銭と約3週間ぶりの安値を記録。10月4日には 142円62銭まで反発する場面があった。同日終値は142円54銭。転 換線は同58銭、基準線は同55銭。

稲留氏は上値のめどとして、9月6日に付けた年初来高値を「一 つのポイント」と分析。仮に上抜けた場合には、143円30銭や同50 銭といった「心理的な節目」が目安になると述べた。今月前半までの 高値もみ合いの後に下落に転じた場合でも、「雲」の下限が下値めどに なると指摘。同水準は10月13日から27日までは141円79銭。

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