アジア株下落:MSCI指数、約2年ぶり安値-輸出株や銀行株が軟調

4日のアジア株式相場は下落。M SCIアジア太平洋指数はこのままいけば、ここ2年余りで最も低い 水準で取引を終える。欧州債務危機の解決策をめぐって政策担当者の 意見が対立し、輸出業者や銀行の先行き不透明感が強まった。

欧州を最大市場とする香港の衣料小売りエスプリ・ホールディン グスは3%安。売り上げの5分の1を欧州で稼ぐ韓国サムスン電子は

1.4%下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループは3.8%安。原油・ 金属相場安を受けて、三菱商事は5.7%値下がりした。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時8分現在、前日比

1.5%安の108.55。このままいけば終値は、2009年7月以来の安値と なる。ゴールドマン・サックス・グループが、日本を除くアジア企業 の利益の伸び率見通しを下方修正したことも、相場を押し下げる要因 となった。

AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者、シェーン・ オリバー氏(シドニー在勤)は「欧州がリセッション(景気後退)に 追い込まれつつあり、信用市場の悪化が続いている。それが輸出需要 を減らし、アジアの経済成長に悪影響を及ぼすだろう」と述べた。

日経平均株価の終値は、前日比89円36銭(1.1%)安の8456円 12銭だった。