ブラジル中銀、積極的な利下げは当面必要ないとの見方-関係者

ブラジル中央銀行は、政策金利 について、2008年9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの 経営破たん後に実施したほど積極的な利下げを行う必要はないとみて いる。金融政策に詳しい政府当局者1人が明らかにした。

同当局者は、金融政策について公に話す権限がないことを理由に 匿名を条件に、ルセフ大統領の意向を受けて当局が政策金利を来年 9%に引き下げることを目指しているとの見方を否定した。政策当局 は迅速に行動している上、欧州債務危機が08年の世界的な信用収縮 ほど深刻な事態にはならないと見込んでいることから、緩やかな利下 げがより適切だと同関係者は語った。

ブラジル中銀は8月31日、政策金利を0.5ポイント引き下げ 12%とすることを決定。市場関係者は同中銀が今月の金融政策委員会 の会合で政策金利を少なくとも0.75ポイント引き下げると予想して いる。インフレ率が6年ぶり高水準付近にとどまっているにもかかわ らず中銀が金融緩和のペースを加速させるとの見方から、同国の金利 先物利回りは3日、07年以来の低水準に低下した。