S&P500種、米経済のマイナス7%成長を織り込む-チャドハ氏

ドイツ銀行のバンキム・チャドハ 氏は米株式相場について、現在の株価を正当化するには、米経済が最 大7%のマイナス成長になる必要があるとの見方を示した。

米国株担当チーフストラテジストのチャドハ氏(ニューヨーク在 勤)は3日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「国内 総生産(GDP)の名目成長率が四半期ベースでマイナス6-7%と なることを株価収益率(PER)は織り込みつつある。このマイナス 幅は相当厳しい」と語った。

3日のS&P500種株価指数は下落し、1099.23で終了。弱気相場 入りの目安となる高値から20%の下げまであと1%足らずに迫った。 この日発表された米製造業景況指数や建設支出は予想外に前月比で上 昇したものの、ギリシャの債務危機懸念が重しとなった。ブルームバ ーグが集計したデータによると、発表済み利益をベースにするPER は約12倍、来年の予想ベースでは9.9倍となっている。

チャドハ氏は「市場はリーマンのような事態を織り込みつつある だけでなく、大いにそれに備えたポジションを取っている」と指摘す る。

同氏は年末のS&P500種を1425と予想。ストラテジスト13人 の予想平均は1305となっている。