アルゴリズムのトレーダー、米SECのヘッジファンド担当部門が監視

アルゴリズム(コンピューターを 使った自動売買)のトレーダーや定量分析に基づいた投資を行うクア ント・ファンドが、米証券取引委員会(SEC)のヘッジファンド担 当の法執行チームから厳重な監視を受けている。同チームの共同責任 者が3日、証券法関連の会合で明らかにした。

ブルース・カルパティ氏はニューヨークで開かれた会合のパネル 討論会で、SECは投資戦略の執行に主にコンピューターのプログラ ムを利用するトレーダーの不正行為摘発に「かなり集中している」と し、こうした分野での摘発が増える可能性が高いと説明した。「並外れ た実績」を挙げている企業に照準を合わせていると述べたが、監視し ている具体的な行為については明らかにしなかった。

カルパティ氏はまた、ヘッジファンドが流動性の低い資産を評価 する方法や、投資マネジャーが運用成績の悪い資産を隠すためにいわ ゆる「サイドポケット」を利用したかどうかにも注目していると指摘 した。サイドポケットとは、ヘッジファンドが流動性の低い投資を他 と切り離すために利用する口座。

また、ファンドの出資者や特定の投資家への償還を他の顧客より 優先する選択的償還を行ったヘッジファンドの摘発も増える公算が大 きい。

SECは規制対象外の事業体に対する法執行や行政手続きでの処 分拡大に向け、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)で認められ た権限を利用していると、同氏は説明した。

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