アスムセン独財務次官がECB理事に-シュタルク氏の後任

ユーロ圏財務相会合(ユーログ ループ)は、辞任するシュタルク欧州中央銀行(ECB)理事の後任 としてドイツのイエルク・アスムセン財務次官を指名した。

ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相) が4日、ルクセンブルクでの同グループ会合後に明らかにした。「全 会一致」での決定だったという。

シュタルク理事は先月、辞意を表明。次期ECB総裁の有力候補 と見なされていたドイツ連邦銀行(中央銀行)のウェーバー総裁(当 時)も2月に辞意を示し、ユーロ圏のギリシャやイタリアといった高 債務国の国債をECBが買い入れるプログラムにドイツが反対してい ることをあらわにした。

ECB政策委員会のメンバーでもある現職のバイトマン独連銀総 裁も、債務危機がイタリアに波及する中での8月の国債購入プログラ ム再開に反対していた。

エコノミストとしての経験豊かなアスムセン財務次官は2006年 のメルケル政権誕生以降、経済政策の中心において重要な交渉役を務 めてきた。同次官とバイトマン総裁は共に、独連銀総裁就任以前は大 学教授だったウェーバー氏の下で学んだ経歴がある。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) のロンドン在勤エコノミスト、シルビオ・ペルーゾ氏は、「アスムセ ン氏はシュタルク氏より建設的な姿勢を示す可能性がある」としなが らも、アスムセン氏が「独連銀の正統主義と国債購入の回避を否定す るとは思えない」と述べた。

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