モルガンSのCEOが社内メモ「混乱と誤情報」-三菱UFJは提携確認

三菱UFJフィナンシャル・グ ループは3日、モルガン・スタンレーとの長期的な戦略的提携に「強 くコミット」しているとの声明を発表した。

三菱UFJは「最近の市場の大幅な変動に対応して」モルガン・ スタンレーとのコミットメントをあらためて表明すると説明。「われ われが形成した特別な関係は引き続き、両者の世界的な事業戦略の中 心だ」と強調した。三菱UFJは米リーマン・ブラザーズ・ホールデ ィングス破綻後の株価急落時にモルガン・スタンレーに出資。今年6 月に優先株の普通株への転換を完了した結果、普通株の22.4%を持 つ筆頭株主になっている。

欧州の債務危機が米銀のバランスシートにも影響を及ぼすとの懸 念を背景に、モルガン・スタンレー株は今年に入り3日までで54% 下落した。

モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン最高経営責任者 (CEO)は3日、従業員にメモを送り、「日々のうわさ」に振り回 されることなく業務と顧客に専念するよう促した。

ブルームバーグ・ニュースが4日に入手したメモによると、ゴー マンCEOは「モルガン・スタンレーや同業他社について、甚だしい 混乱と大量の誤った情報があった」とした上で、「不安が常識に打ち 勝つ脆弱(ぜいじゃく)な市場環境では、こうしたことが起こるもの だ」と指摘した。

同CEOはメモに、クレディ・スイス・グループのアナリスト、 ハワード・チェン氏とウェルズ・ファーゴのマシュー・バーネル氏の リポートを添付した。これらのリポートはモルガン・スタンレーの財 務力の改善と「ユーロ圏およびフランス」へのエクスポージャーが対 応可能な水準であることを指摘していた。モルガン・スタンレーの広 報担当、ジャンマリー・マクファデン氏はメモの内容を確認した。