米ファニーメイ:差し押さえ問題を放置、株主の通知後も-FHFA

米ファニーメイ(連邦住宅抵当金 庫)は、同社による差し押さえ手続きを担当していた弁護士の不適切 な行為について株主から通告があったにもかかわらず、2年間にわた り対処を怠っていた。米連邦住宅金融局(FHFA)がリポートで指 摘した。

FHFAの監察官は4日、ファニーメイが住宅ローンのデフォル ト(債務不履行)処理のために起用した複数の外部法律事務所に関す るリポートを公表。それによると、同社は株主から2003年12月に通 告を受けたにもかかわらず、その2年後にこれらとは別の法律事務所 に調査を依頼するまで対応措置を取らなかったという。

この法律事務所は06年5月、フロリダ州の差し押さえ担当弁護士 らが「虚偽の申立書や供述書を定期的に提出していた」とファニーメ イに報告。監察官によると、同社はこれについて当局に知らせていな かった。

州の司法長官や連邦当局者は、銀行や住宅ローン債権回収業者が 08年のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場の崩壊 後のデフォルト急増に対応するため、内容を把握せずに大量の差し押 さえ書類に機械的に署名する「ロボサイニング」と呼ばれる行為を行 っていたかどうかなどを調査している。

ファニーメイの広報担当エイミー・ボニタティバス氏は、監察官 のリポートについてコメントを控えた。

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