ブラジル株:ボベスパ指数は8週間ぶり安値-石油株が安い

3日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が続落し、8週間ぶりの安値を付けた。ギリシャ債 務危機の深刻化でブラジルの一次産品への輸出需要が後退するとの懸 念が広がった。同指数は、先週終了した7-9月期は四半期ベースで 2008年以来最大の下げだった。

ブラジル石油公社(ペトロブラス)と同業のOGXペトロリオ・ エ・ガス・パルチシパソンエスは原油先物相場の下落を受けて値下が りし、ボベスパ指数の下げを主導。モルガン・スタンレーが株式の投 資判断を引き下げた鉄鉱石生産のMMXミネラサン・エ・メタリコス は同指数構成銘柄の中で下落率トップとなった。ガフィーザとブラジ ル銀行を中心に住宅建設株と銀行株も安い。クレディ・スイス・グル ープとバンコBTGパクチュアルは両業界の株式保有を減らすよう投 資家に勧めた。

ボベスパ指数は前週末比2.9%安の50791.53と、8月8日以来 の安値で引けた。同指数構成銘柄のうち値上がりは7銘柄、値下がり は61銘柄。通貨レアルは1.2%安の1ドル=1.9010レアル。

BTGパクチュアルのアナリスト、カルロス・セクエイラ氏は3 日付の顧客向けリポートで、「端的にいえば、現在の世界見通しから 判断して株式市場の安心感を高める材料はない」と指摘。「ボラティ リティ(変動性)の高まりとリスク回避の傾向は向こう数カ月間続く だろう」との見方を示した。