10月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次 の通り。

◎NY外為:ユーロ、対円で約10年ぶり安値-欧州基金で意見対立

ニューヨーク外国為替市場ではユーロが下落。円に対して約10年 ぶりの安値を付けた。救済基金の欧州金融安定ファシリティー(EFS F)の規模拡大をめぐり、欧州財務相の間で意見が対立している。

ユーロは対ドルで8カ月ぶり安値に下落。欧州中央銀行(E CB)次期総裁のドラギ・イタリア中銀総裁は、金融機関の「資金 調達問題」は信頼感の欠如がその原因の一つだと考えられると指摘 した。円は主要通貨のすべてに対して上昇。日本銀行が全国の企業 1万社以上を対象に行った企業短期経済観測調査(短観、9月調査) では改善が示されたものの、景況感は東日本大震災前の水準を回復 することはできなかった。この日のドルは、円に次ぐ良好なパフォ ーマンスだった。

オンラインでの為替取引を扱うGFTフォレックスの通貨調 査担当ディレクター、キャシー・リーン氏(ニューヨーク在勤)は 「ユーロの動きは、協議が前進しないことへの失望感を反映してい る」と述べた。

ニューヨーク時間午後3時26分現在、ユーロは対円で前営業 日比1.9%下落して1ユーロ=101円14銭。前週末は103円12 銭だった。一時は101円03銭と、2001年6月以来の安値を付け た。ユーロは対ドルで1.3%下げて1ユーロ=1.3211ドル。前週 末は1.3387ドルだった。一時は1.3192ドルと、1月13日以 来の安値まで下げた。ドルは円に対して0.6%安の1ドル=76円 57銭。

デッドクロス

ブルームバーグがまとめたデータによると、対ドルのユーロは 50日移動平均が200日移動平均を下抜けする「デッドクロス」を形 成しつつある。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの為替ストラテジスト、マー ク・マコーミック氏は「モメンタム(勢い)を示すテクニカル指標もユ ーロの下振れリスクを示唆している」と指摘。「ユーロは年末までに

1.28ドル近辺まで下げる恐れがある」との見方を示した。

一方、ユーロの相対力指数(RSI、7日間)は25.8と、前 営業日に続き30を割り込んだ。下落ペースが速過ぎ上昇に転じる可 能性を示唆している。

ユーロのショートが拡大

商品先物取引委員会(CFTC)が発表したヘッジファンド などの大口投資家によるユーロの建て玉明細によると、9月30日 に終了した週でネットショート(売り越し)は8万2473枚と、前 週の7万9460枚から増加した。

またブルームバーグがCFTCのデータをまとめたところに よれば、米ドルがユーロと円、ポンド、スイス・フラン、メキシ コ・ペソ、オーストラリア・ドル、カナダ・ドル、ニュージーラン ド・ドルに対し上昇すると見込んだ取引が9月27日に12万 8155枚に急増した。

6日に開かれる欧州中央銀行(ECB)の定例政策委員会を 前に、3日夜にユーロ圏財務相会合(ユーログループ)が開催される。

ルクセンブルクのフリーデン財務相はEFSFの規模は「十 分」だとの認識を示した。同財務相は3日、ルクセンブルクで記者 団に語った。

意見対立

一方、スペインのサルガド財務相は規模拡大の必要性を訴えて いる。また、ショイブレ独財務相はEFSFの規模拡大を論議する のは、合意済みの拡充策を残る3カ国が批准してからにしたいとの 意向を表明した。

ゲイン・キャピタル傘下のオンライン為替取引会社FORE Xドット・コム(ニュージャージー州ベドミンスター)のチーフス トラテジスト、ブライアン・ドーラン氏は、「欧州財務相の見解が聞か れるまで市場は様子見の展開だ。今もニュースが相場を左右し ている」と述べ、「ユーロが戻った場面では売りが出ている。ユーロを 買うには厳しい状況だ」と続けた。

9月の短観によると、景気が「良い」と答えた企業の割合か ら「悪い」と答えた割合を引いた業況判断指数(DI)は、大企 業・製造業がプラス2と6月の前回調査(マイナス9)から大幅改 善となったが、震災前に大方の回答が回収された3月調査(プラス 6)の水準には達しなかった。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE) のドル指数は0.8%上昇して79.459と、1月17日以来の高水準 をつけた。

◎米国株:大幅続落、今年の最安値を更新-ギリシャ債懸念で売り

米株式相場は大幅続落。S&P500種株価指数は13カ月ぶりの 安値を付けた。この日発表された米製造業景況指数や建設支出は予想外 に前月比で上昇したものの、ギリシャの債務危機懸念が重しとなったほ か、バンク・オブ・アメリカ(BOA)の株価が約1カ月ぶりの大幅安 となったことが背景にある。

S&P500種を構成する10業種のうち金融株指数が最も下げた。 BOAは9.6%安。アルコアは7%下落した。資源の需要が減退する との懸念が手掛かり。アメリカン航空の親会社、AMRの株価は 33%の急落。米国が再びリセッション(景気後退)入りに近づき、同 社は破産法申請を余儀なくされるとの観測が広がった。

S&P500種株価指数は前週末比2.9%安の1099.23と、終 値ベースで2010年9月8日以来の安値となった。ダウ工業株30種 平均も258.08ドル(2.4%)下げて10655.30と、約1年ぶり 安値に下落した。

シマング・キャナル・トラストの上級投資責任者、トム・ワース氏 は電話インタビューで「域内の問題が収束するまで欧州に注目が集まる だろう」とし、「市場はリセッションを織り込んでおり、かなり悲観的 な見方が株価に反映されている。米供給管理協会(ISM)による製造 業景況指数は、経済はゆっくりと成長しておりリセッションに入りつつ あるのではないことを示している」と指摘した。

S&P500種は、弱気相場の目安となる年初来最高値から20% 安まであと1%に迫った。チャート分析で重要な水準を割り込むと、 下げ足が速まった。午後0時50分直前、8月8日に付けたそれまで の終値ベースでの年初来安値1119.46を下回った。

「売りが膨らむ」

シェーファーズ・インベストメント・リサーチのテクニカルアナリ スト、ライアン・デトリック氏は「弱気相場入りすると考える理由はあ る」とした上で、「年初来安値を割った。この先、必ず売りが膨らむ」 と述べた。

ルクセンブルクでのユーロ圏財務相会合に先立ち、MSCI世界指 数は急落した。同会合では、ギリシャが2012年の財政赤字削減目標 を達成できなかった場合、債務危機からいかに金融機関を保護するかと いう問題や、欧州の救済基金を増強する方法について話し合う。ユーロ 圏財務相は10月13日に再び会合を開き、ギリシャが救済融資の6回 目の支払いを受けるためには現在の緊縮策で十分かどうかを見極める。

金融株が安い

この日の朝方、ISMが発表した9月の製造業景況指数が予想に反 して前月から上昇したことを受け、株価は上げる場面もみられた。 また、米商務省が発表した8月の建設支出も予想外に増加。州政府や地 方自治体の支出が約2年ぶりの大幅な増加となったことが背景にある。

S&P500種の金融株指数は4.5%下落。BOAは9.6%安の

5.53ドルだった。欧州の金融当局は、ソブリン債危機が銀行に打撃 を与えかねないとの懸念を払拭し切れておらず、金融株には圧力がかか っている。

シティグループは9.8%安の23.11ドル。傘下のシティバンク 銀行が日本で行政処分を受ける可能性が出てきた。金融庁の検査で投資 信託など金融商品の販売に関連して説明体制などに不備があったことが 指摘されたもよう。事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。

商品24銘柄で構成するS&PのGSCI指数は0.9%下げた。 エネルギーや原料の需要が減退するとの懸念が手掛かり。アルミ生産最 大手の米アルコアは7%安の8.90ドル。

◎米国債:30年債が上昇-連銀の長期債買い入れや欧州危機懸念で

米国債市場では、30年債が上昇。利回りは2009年1月以来の低 水準を付けた。ニューヨーク連銀が長期債25億ドルを購入したことに 反応した。また欧州の財政懸念も手掛かりとなった。

ニューヨーク連銀によるオペレーション・ツイスト(ツイストオ ペ)がこの日開始され、5年債と30年債の利回り格差は過去2年近く で最小となった。10年債利回りも低下したが、米供給管理協会 (ISM)が発表した9月の製造業景況指数が市場予想に反して上昇し たことを受けて、一時下げを縮める場面もあった。

グッゲンハイム・パートナーズ(ニューヨーク)の米政府債トレー ディング担当ディレクター、ジェーソン・ローガン氏は「米国の経済指 標は改善しているが、主な懸念は欧州の状況だ」と指摘。「ISMが発 表された時は売りが出たが、それ以降は買われている。当社は欧州の動 向を注視していく」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後4時13分現在、30年債利回りは前週末比18ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下の2.74%。同年債(表面利率

3.75%、2041年8月償還)価格は4 1/32上げて120 19/32。 利回りは一時2.73%と、ほぼ3年ぶりの低水準を付ける場面があった。

30年債利回りは第3四半期に146bp下げ、四半期ベースでは 164bp下げた08年10-12月(第4四半期)以降で最大の低下と なった。

10年債の動き

10年債は価格が1ポイント上昇し、利回りは一時15bp低下の

1.76%を付けた。これは過去最低の1.6714%を記録した9月23日 以来の低水準。5年債利回りは一時9bp低下し0.86%となった。

5年債と30年債のスプレッド(利回り格差)は189bpに縮小 し、終値ベースでは09年10月以降で最小。

ニューヨーク連銀はこの日、償還期限が2036年2月から41年 8月までの米国債を買い入れた。

ウンダーリッヒ・セキュリティーズのマネジングディレクター兼米 国債トレーディング責任者、マイケル・フランゼーズ氏(ニューヨーク 在勤)は「大規模な買い入れがあると分かっていれば、ショートを続け ようとは考えない」とし、「積極的に出ようとする動きが見られる」と 続けた。

ツイストオペ

連邦公開市場委員会(FOMC)は先月、借り入れコストの上昇を 抑制するため、保有する4000億ドル相当の短期債を長期債に乗り換 える措置を発表。今回はその実施第1弾となった。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのデータによれ ば、米国債の第3四半期のリターンは6.4%と、08年第4四半期以降 では最大となった。

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) で世界最大の債券ファンドを運用するビル・グロース氏は、世界経済の 成長ペースは2009年に同社が予想した「ニューノーマル」の水準を 下回っており、リセッション(景気後退)に陥る恐れがあるとの見方を 示した。

同氏はPIMCOのウェブサイトに3日掲載された月間投資見通し で、「各国のバランスシートは、今にも心臓発作を起こしそうな肥満の 糖尿病患者のようだ」と指摘。「世界の政策当局者らが、周期的に繰り 返される金融面での解決策ではなく、構造面での解決策に注力できれ ば、リセッションに陥ることなくニューノーマル並みの成長が可能かも しれない」と続けた。

◎NY金:大幅続伸、ギリシャ債務不履行を警戒し逃避需要

ニューヨーク金先物相場は大幅続伸。ギリシャがデフォルト(債務 不履行)に陥るとの懸念から、逃避先としての金の需要が拡大した。

この日は当初、昨年5月に取りまとめられた1100億ユーロのギ リシャ向け緊急融資枠から第6回融資80億ユーロの実行を承認する目 標期日だったが、決定は10月半ばまで先送りされた。金は先月に月間 で11%安と、2008年10月以来の大幅安を記録。欧州の金融 混乱を背景に、他の市場での損失を穴埋めするために金の利益を確定す る動きが広がった。

TEAMファイナンシャル・マネジメント(ペンシルベニア州ハリ ソン)のジェームズ・デーリー氏は、「売りが尽きて、金は再び通貨の ように取引されている」と指摘。「ギリシャが事前調整型のデフォルト に陥る可能性は高まりつつあるようだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 12月限は前営業日比35.40ドル(2.2%)高の1オンス=

1657.70ドルで終了した。年初からは17%上昇、先月6日には

1923.70ドルと過去最高値を更新した。

◎NY原油:続落、約1年ぶり安値-ギリシャ債務不履行を警戒

ニューヨーク原油先物相場は続落。約1年ぶりの安値となった。 ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥り、世界経済成長の減速や燃 料消費の減少を招くとの懸念が高まった。

ルクセンブルクで開催されているユーロ圏財務相会合では、救済基 金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の規模拡大をめぐっ て意見が分かれた。同会合はギリシャが十分な措置を講じたかどうかを 話し合うことが目的。9月の米ISM製造業景況指数が上昇を示すと、 原油は下げ渋る展開となった。

BNPパリバ・コモディティー・フューチャーズ(ニューヨーク) のブローカー、トム・ベンツ氏は「ギリシャや欧州に関する懸念が引き 続き原油を圧迫している」と指摘。「市場は依然として需要を懸念して おり、欧州での出来事が需要にどう影響を及ぼすのか心配している。米 経済指標はやや楽観的な内容だった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物11月限は前 営業日1.59ドル(2.01%)安の1バレル=77.61ドルで終了。 終値では昨年9月28日以来の安値となった。年初からは15%の値 下がり。

◎欧州株:続落、債務危機への懸念-リオ・ティントが安い

3日の欧州株式相場は続落。債務危機の深刻化で成長が抑制される との懸念が強まった。ストックス欧州600指数は、四半期ベースで 2008年以来の大幅安となった第3四半期(7-9月)の流れを受け継 いだ。

英・オーストラリア系の鉱山会社、BHPビリトンとリオ・ティン ト・グループは下落。銅相場がロンドン市場で一時1年2カ月ぶりの安 値に下げたことが影響した。ドイツのコメルツ銀行とフランスのソシエ テ・ジェネラルを中心に銀行株も安い。ドイツの自動車メーカー、BM Wは1年ぶりの安値となった。

ストックス欧州600指数は前週末比1.1%安の223.62で終 了。第3四半期は17%安と08年第4四半期(10-12月)以来で 最大の下落となっていた。

バンク・サラシンのチーフストラテジスト、フィリップ・ベアトシ 氏(チューリヒ在勤)は「今後1、2カ月内に何らかの行動が取られる 必要がある。さもなければリセッション(景気後退)回避は手遅れとな ろう」と指摘。「市場に積極参入し、みすみす危険を冒すのは時期尚早 だ」と述べた。同氏は株式の投資判断を「アンダーウエート」としてい る。

この日の西欧市場では、18カ国中アイルランドを除く17カ国 で主要株価指数が下落した。

BHPビリトンは1.6%安の1710ペンス、リオ・ティントは

2.4%安の2819.5ペンスでそれぞれ終了。ロンドンの銅相場は一 時5.5%安の1トン当たり6635ドルと、昨年7月以来の安値とな った。コメルツ銀行は7.3%安の1.76ユーロ。ソシエテ・ジェネ ラルは5.2%下落の18.97ユーロ。BMWは5.7%下げて47.12 ユーロ。

◎欧州債:ドイツ債が3日続伸-ユーロ圏財務相会合控え逃避需要

3日の欧州債市場ではドイツ国債が3営業日続伸。ギリシャのデフ ォルト(債務不履行)リスクを抱えるユーロ圏の財務相会合開催をこの 日に控え、安全資産を求める動きが強まった。

ギリシャ2年債は下落。救済融資を確保したい同国政府は追加緊縮 措置を承認したが、短期債相場の支えにはならなかった。ドイツのショ イブレ財務相はこの日、現行の救済基金である欧州金融安定ファシリテ ィー(EFSF)の規模拡大をユーロ圏各国が話し合うことについて、 合意済みの拡充策の各国批准がまず先だと話した。スペインとイタリア それぞれの10年国債は下げて始まったものの、欧州中央銀行(ECB) による購入が報じられると上げに転じた。

ウェストLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービス氏は「かな りしっかりとした資金逃避の買いがある」と述べ、「政府レベルでの進 展がない毎日が続き、市場はどんどん不安で神経質になる。この神経質 な展開が続く限り、ドイツ国債利回りは低下して新たな水準を試す余地 がある」との見方を示した。

ロンドン時間午後4時45分現在、独10年債利回りは前週末比 8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.81%。9 月23日には過去最低の1.636%を記録した。同国債(表面利率

2.25%、2021年9月償還)の価格は0.69上げて103.94。2年 債利回りは6bp低下の0.49%。

ドイツなどユーロ圏のいわゆる中核国の国債は7-9月期に上昇し た。経済指標を受けて欧州がリセッション(景気後退)に逆戻りすると の見方が広がったことと債務危機の悪化が背景。この日発表された9月 のユーロ圏製造業景気指数(改定値)は48.5と、8月の49に続い て50を下回り、製造業活動が2カ月連続で縮小したことを示した。

ギリシャ2年債利回りは10bp上昇の62.27%。10年債利回 りは7bp下げて22.62%となった。

イタリア10年債は3営業日続伸。利回りは1bp下げて

5.53%。一時10bp上げて5.63%となる場面もあった。スペイン 10年債利回りは一時5bp上昇して5.19%となったが、その後は 2bp下げ5.11%。事情に詳しい関係者4人によれば、ECBはこ の日、両国債を購入した。ECB報道官はコメントを控えた。

◎英国債:上昇、30年債利回りは過去最低-S&Pが格付け維持

3日の英国債相場は上昇。30年債利回りは過去最低を更新した。 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が英国の格付 けを最上級の「AAA」で維持したほか、見通しは「安定的(ステーブ ル)」だと発表した。

ロンドン時間午後4時26分現在、10年債利回りは前週末比8 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.35%。同国 債(表面利率3.75%、2021年9月償還)の価格は0.735上げて

112.32。2年債利回りはほぼ変わらずの0.58%。

30年債(2040年12月償還)の利回りは一時、14bp低下し て3.417%と、少なくともブルームバーグがデータ収集を開始した 1996年3月以来の低水準を付けた。現在は12bp下げ3.43%。

S&Pはこの日、英格付け見通しをステーブルとしたことについ て、「英政府が財政健全化プログラムの大半を実行するとの期待を反映 している」と説明した。また、オズボーン財務相は同日の演説で財政赤 字削減計画を堅持すると言明し、成長促進には低金利が最善の方法だと 述べた。

イングランド銀行(英中央銀行)は6日の金融政策委員会(MP C)で政策金利を決定するとともに、量的緩和(QE)策である資産購 入の規模拡大の是非を判断する。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの債券ストラテジ スト、ジョン・レース氏(ロンドン在勤)は「QEは再開される。今週 にも可能性があるし、来月までにはほぼ確実だ」と語り、「QE再開の 公算がとても大きいと、英国債は買われる。さらにユーロ圏債務危機に 関連したリスク回避というもっと根本的な流れがある。投資家は資金の 安全な置き場所を求めており、英国債はこうした取引の恩恵を受けてい る」と説明した。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 森 茂生 Shigeki Mori +1-212-617-6107 smori1@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba +1-212-617-3007 schiba4@bloomberg.net Editor:Akiko Nishimae 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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