ダラス連銀総裁:多くの手段残っている-「恐ろしい」状況に対応可能

米ダラス連銀のフィッシャー総裁 は、米経済が「恐ろしい」状況になっても連邦準備制度理事会(FR B)には「多くの手段」が残っていると述べた一方で、FRBが十分 な刺激策を提供してきたとの認識をあらためて示した。

フィッシャー総裁は3日、ブルームバーグラジオのインタビュー で、「当局はマネーサプライ(通貨供給量)をいくらでも拡大できる」 と述べた上で、FRBは既に刺激策を提供しているためそれには「慎 重」になる必要があるとし、今度は財政当局が仕事をする番だと語っ た。

同総裁はまた、比較的長期の金利の押し下げを狙って連邦公開市 場委員会(FOMC)が先月決定した措置については、効果が出ない 可能性があるとの認識をあらためて示した。

同総裁はさらに、「景気には弱いながら多少の勢いはある」と 述べ、知り合いの財界リーダーたちが「状況はほとんど前進していな いが、後退もしていないと語っている」と話した。

欧州ソブリン債危機や米経済の減速を受けて安全資産に対する需 要が高まる中、30年物米国債の利回りは7-9月(第3四半期)に四 半期ベースで2008年以来最大の下げを記録。3日もさらに低下した。 これについて同総裁は「質への逃避が見られる」と述べ、欧州の債務 状況が米国にとって「わな線」になる恐れがあるものの「市場は悪い 方向に進み得ることを大きく織り込んでいる」と指摘した。