英国債:上昇、30年債利回りは過去最低-S&Pが最上級格付け維持

3日の英国債相場は上昇。30年 債利回りは過去最低を更新した。米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)が英国の格付けを最上級の「AAA」で維持 したほか、見通しは「安定的(ステーブル)」だと発表した。

ロンドン時間午後4時26分現在、10年債利回りは前週末比8 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.35%。同国 債(表面利率3.75%、2021年9月償還)の価格は0.735上げて

112.32。2年債利回りはほぼ変わらずの0.58%。

30年債(2040年12月償還)の利回りは一時、14bp低下し て3.417%と、少なくともブルームバーグがデータ収集を開始した 1996年3月以来の低水準を付けた。現在は12bp下げ3.43%。

S&Pはこの日、英格付け見通しをステーブルとしたことについ て、「英政府が財政健全化プログラムの大半を実行するとの期待を反 映している」と説明した。また、オズボーン財務相は同日の演説で財 政赤字削減計画を堅持すると言明し、成長促進には低金利が最善の方 法だと述べた。

イングランド銀行(英中央銀行)は6日の金融政策委員会(MP C)で政策金利を決定するとともに、量的緩和(QE)策である資産 購入の規模拡大の是非を判断する。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの債券ストラテ ジスト、ジョン・レース氏(ロンドン在勤)は「QEは再開される。 今週にも可能性があるし、来月までにはほぼ確実だ」と語り、「QE 再開の公算がとても大きいと、英国債は買われる。さらにユーロ圏債 務危機に関連したリスク回避というもっと根本的な流れがある。投資 家は資金の安全な置き場所を求めており、英国債はこうした取引の恩 恵を受けている」と説明した。

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