アジア株:下落、輸出株や資源株に売り-米個人消費・所得を嫌気

3日のアジア株式相場は下落。7 -9月期に四半期ベースで3年ぶりの大幅安を記録したMSCIアジ ア太平洋指数が下げ幅を一段と広げた。先週末発表の8月の米個人消 費支出(PCE)の伸びが減速し、個人所得が予想外に減少したこと で、アジアの輸出業者の業績見通しが悪化した。

ソニーは一時6.2%安と、24年ぶりの安値を付けた。トヨタ自動 車は2%安。オーストラリアの建設資材メーカー、ジェームズ・ハー ディ・インダストリーズは3.5%安。同社は売り上げの約7割を米国 市場で稼いでいる。

原油・金属相場安を受け、世界最大の鉱山会社、英豪系BHPビ リトンは2.5%下げた。欧州最大の銀行、英HSBCホールディング スを中心に銀行株も軟調だった。

ペンガナ・キャピタルのファンドマネジャー、ダイアン・リン氏 は、「米国はリセッション(景気後退)に陥りつつあるわけではない が、明らかに減速しつつある」と指摘し、「特に調整が十分でない市 場は、一段のリスクに直面する可能性がある」との見方を示した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時55分現在、前週 末比2.8%安の109.99。日経平均株価の終値は同154円81銭 (1.8%)安の8545円48銭だった。