同性カップルや100歳以上、過大に推計-米国勢調査局を悩ます誤差

米国で昨年、数十万組のカップ ルと多くの100歳以上の人々が簡単に消えてしまった。少なくとも 米国勢調査局の最近の統計上の誤差によると、そうなっている。

国勢調査局は先週、同性同士の世帯数を約30%多く算入し、先 月時点で100歳以上の国民が初期予測と比較して50%以上少なかっ たことを認めた。同局に対しては、主要な年次調査だけでなく、昨 年発表された10年ごとの統計についても算定が少な過ぎるとして 自治体から批判が高まっている。

これらの問題は国勢調査局にとって悩みの種であると同時に、 人口約3億870万人を抱え変化を遂げる米国の正確な姿を捉えるた めに大量の臨時職員、あるいは専門職員を確保する難しさをあらた めて浮き彫りにしている。

公正で正確な国勢調査を呼び掛ける無党派団体、センサス・プ ロジェクト(ワシントン)の共同ディレクター、フィル・スパーク ス氏は「統計が正確でなければ、資料を基に的確な政策を策定する ことができない」と指摘。「大都市であれば、10年間で約数十億ド ルの連邦政府資金が関係する可能性がある」との見方を示す。

国勢調査局は9月27日、同性同士の世帯は2010年に64万6464 と、2000年の35万8390から増加したと発表した。10年の統計を算 定の不備を理由に下方修正した。当初の統計では59万4391から90 万1997に増加したと算定していた。

国勢調査局は、100歳以上の人口についても過大に推計してい た。同局は6年前、10年までに100歳以上の人口が11万4000人に 達すると見込んでいた。09年には推計を6万4024人に下方修正し たが、それでも多過ぎたことが判明。実際の人数は5万3364人だっ た。