独国債リターン、7-9月はリーマン破綻時上回る-クレジット市場

【記者:Lukanyo Mnyanda、Emma Charlton】

10月3日(ブルームバーグ):ドイツ国債は安全な投資先として の魅力を今後も維持する見通しだ。ドイツ連邦議会(下院)は高債務 国の救済基金の拡充法案を承認したが、債務危機を解決する万能薬に は程遠いと投資家は考えている。

最上級の「AAA」格付けを持ち、最も安全な債券の一つとみら れるドイツ国債の7-9月(第3四半期)リターンは、米リーマン・ ブラザーズ・ホールディングスが破綻した四半期を上回り、過去20 年で最高となった。10年国債利回りは9月23日に過去最低の

1.636%を記録し、アナリストらは10-12月(第4四半期)の利回 り見通しを下方修正した。

フィッシャー・フランシス・ツリーズ・アンド・ワッツのポート フォリオ管理責任者、アレックス・ジョンソン氏(ロンドン在勤)は 「ドイツ国債は極めて流動性が高く、安全な資金逃避先だ」と話す。

一方、コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナ ウツ氏(ロンドン在勤)は、欧州中央銀行(ECB)の流通市場での 国債購入のおかげで、イタリアとスペインの借り入れコストはユーロ 導入後の最高水準から低下したが、両国は約550億-600億ユーロ (約5兆6400億-6兆1500億円)相当の国債を年内に発行する必 要があり、これがドイツ国債の需要を支えると予想。「われわれはイ ベントリスクに関してクリアすべき多くのハードルがあり、イタリア とスペインからの供給も見込まれる」と述べている。

シュナウツ氏は9月30日、コメルツ銀行がドイツ10年国債利 回りの年末時点の見通しを従来予想の2.80%から1.60%に引き下げ たことを明らかにした。

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