ECBノワイエ氏:EFSF借入金による能力増強、受け入れる用意

(ノワイエ氏の発言の詳細を追加して更新します)

【記者:Aki Ito】

10月3日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)政策委員会 メンバー、フランス銀行(中央銀行)のノワイエ総裁は3日、欧州金 融安定ファシリティー(EFSF)の能力増強のために「借入金」を 活用する構想を受け入れる用意があることを明らかにした。

来日中のノワイエ総裁は都内で講演し、「EFSFそれ自体の増強 を期待するのは非現実的だろう。しかし、EFSFの介入能力を拡大 するため、既存の融資能力を借り入れによって強化するスキームにつ いて、個人的には受け入れる用意がある」と語った。

総裁はまた、ECBにソブリン債の買い取り継続を求めるマンデ ート(責務)には「極めて大きな限界」があり、切実に求められるユ ーロ圏の「流動性の安全装置」は各国政府が用意する必要があると訴 えた。

さらにフランスの銀行について、ドル資金に依存することで危機 に対して脆弱(ぜいじゃく)になっているとしながらも、欧州周辺国 関連のエクスポージャー(リスク投資)をめぐる懸念は「行き過ぎ」 との見方を示した。