豪中銀:来年7月まで金利据え置きか、異例の長期間-クレジット市場

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は来年7月まで政策金利を据え置く公算が大きいとエコノミスト らはみている。予想通りとなれば、据え置き期間は過去最長となる。 世界経済がリセッション(景気後退)に陥るとの観測を背景に、豪州 の国債は世界的な債券相場上昇を先導している。

エコノミスト22人を対象に実施した調査結果(予想中央値)によ れば、豪中銀は4日の金融政策決定会合で、政策金利である翌日物キ ャッシュレートの誘導目標を4.75%に据え置き、来年半ばまで同水準 に維持する見込み。同国の政策金利は先進国で最高水準にある。残存 期間1年から12年の豪国債利回りは7-9月(第3四半期)に政策金 利を下回る水準に低下。豪国債相場の過去1年間の上昇率は、ブルー ムバーグが追跡する26市場でトップだった。

豪中銀が最後に利上げしたのは昨年11月。資源投資がもたらして いるインフレと、製造業雇用と信頼感への打撃となっている豪ドル高 の影響をてんびんにかけている。欧州債務危機の深刻化が金融市場の 混乱を招き、世界の株式相場が2008年以来の大幅下落をみせる中で、 スティーブンス総裁率いる豪中銀は3年ぶり高水準のインフレ率にも かかわらず、引き締めの見送りを選択してきた。

JPモルガン・チェースの豪州担当チーフエコノミスト、スティ ーブン・ウォルターズ氏は、「豪中銀が2年以上にわたって政策金利を 据え置けば、それは極めて異例だが、現状が異常だということは疑い ようがないだろう」と指摘。同氏は先週、豪中銀が2012年に2回利上 げするとの予想を撤回している。

ブルームバーグのエコノミスト調査では、2012年6月末時点の豪 政策金利の予想レンジは4-5.25%となっている。5人が少なくとも 1回の利下げを予想、7人が金利据え置き、10人が利上げを見込んで いる。

-- With assistance from Daniel Petrie and Sarah McDonald in Sydney. Editors: Garfield Reynolds, Brendan Murray

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 若林 有紀 Yuki Wakabayashi +81-3-3201-2263 Ywakabayash1@bloomberg.net Editor: Kanta Watanabe 記事に関する記者への問い合わせ先: Michael Heath in Sydney at +61-2-9777-1202 or mheath1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Stephanie Phang at +65-6499-2617 or sphang@bloomberg.net

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